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準々決勝で背筋痛に見舞われた花巻東(岩手)の菊池雄星投手は、23日の準決勝で中京大中京(愛知)に敗れ、岩手県に初の優勝旗を持ち帰るという夢 は実現できなかった。4回2死満塁の場面で2番手としてマウンドに上がったものの、河合に痛恨の走者一掃の三塁打を浴び、5回は伊藤のソロアーチを浴びて 降板。夏は終わった。
「3年間、一緒にやってきた仲間と思い出作りがしたい。結果が優勝なら最高の思い出になる」。甲子園入り後、菊池は東北勢初の全国制覇の目標を呪文(じゅもん)のように唱えてきたが、思わぬけがで悲願達成はついえた。
「背中は痛かったが、けがをしている中で100%の力が出せた。みんなから『お前と一緒に野球がやれてよかった』と声をかけられたのがうれしかった」
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今春のセンバツ決勝で清峰(長崎)に敗れて号泣したが、この日も終始、泣きじゃくりながらのインタビュー。悔しさいっぱいの最後の夏となった。そんな菊池の姿を横目で見ながら、佐々木監督ももらい泣き。
「雄星も素晴らしい投手だが、野手たちも素晴らしかった。中京大中京に負けたのは監督の差です。でも岩手県の選手だけでここまで来られたのだから、東北勢の日本一への扉は開けられたと思う」
菊池には、すでに国内プロの8球団が今秋のドラフト1位指名を内定しており今後、激しい争奪戦が展開されそう。注目の左腕は、「岩手を背負って甲 子園は最高の舞台でしたが、マウンドを途中で降りたりして申し訳ない気持ちでいっぱい。今後の進路? 今はなにも考えられない」というにとどまったが…。
いまのところ菊池は9月に開催される国体に出場することが決まっており、もう一度その勇姿を見ることが出来そうだ。









